空から降る麗らか日差しを受けながらの昼食
パンを食べ終えて二人でのんびり残りの休み時間を過ごす
何ら変哲のない、ごくごく普通の日常
柔らかな風が頬を撫でていく中、真吾は思わずうつらうつらと船を漕ぎそうになってしまった
ああいけない、今日は折角さんといるのに
数回目を擦って起きていようと試みるが、瞼の重さは増すばかり
ついにかくんと頭が沈みこんだ所で女性特有の白い手がゆさゆさと肩を揺さぶった
「大丈夫?疲れてるの?」
「い、いえ、そんなんじゃ・・・」
不安げに顔を覗き込む彼女に、慌てて睡魔にボンヤリとする頭を左右に振ると少しだけくらくらした
誤魔化すように笑うがどうにも締まりが出ない
「嘘言わない。良いよ、寝ても。休み時間の終わりに起こしてあげるから」
彼女の心からの労りも、受け入れる事は無かった
日頃は草薙流の特訓のためと共にいる時間というのがとても少ないのが現状
唯一彼女と共有出来る時間は昼休み位(それもパシリなどで潰れがち)なのに、それを棒に振る訳にはいかない
何度も何度も、落ちてくる瞼をこじ開けては必死になって起きていようとする真吾を見かね、
彼女は崩した足を正座に正し、ぽんぽんと自らの膝を叩いた
「ほら、おいで」
「え?」
いまいちその行動の真意を理解出来ない真吾は首を傾げた
訳も解らずその姿を見つめていると細い腕が伸びてきて真吾の頭を掴む
そのまま乱暴な仕草で自らの太ももに掴んだそれを押し付けた
眠気が一気に吹っ飛ぶ
「うぶっ!ちょちょっ、さん!?」
まるで林檎のように顔を紅潮させ慌てて頭を離そうとする真吾の頭をそれ以上の力で押さえつける
スカート越しに感じる体温と仄かに香る甘い香りが、さらに真吾の頬を熱くさせた
「なぁに?」
「な、何じゃないっすよ!一体どういう・・」
「どうもこうも、膝枕以外に何があるの?こら、暴れない」
真っ赤になって狼狽える真吾をけらけらと笑いながら彼女が制す
ピタリと真吾の動きが止まった
まさに、鶴の一声
「全く、さんはいっつもこうなんですから・・・・」
ボソリと呟く言葉にも耳は貸さず、緩やかな手つきで優しく髪を撫でる掌が真吾を眠りの淵へと誘っていく
「お休み、真吾」
完璧に眠りにつくその瞬間、柔らかな声とそれと同じくらい柔らかな唇が空から降りかかった
(後書き)
ぐあー!!痒い!!!!
我ながらゲロ甘くて砂吐きそう・・・・
初期は、真吾に膝枕して貰う予定だったのですがいまいち話が纏まらないので逆に
私は真吾が大好きです(いきなり!?)